とある育児見習いのドタバタ日記

2022年に息子誕生。初めての育児で人生ハードモード突入。赤裸々に語ります。

育休中の学び直し後押しについて疑問に思うこと


こちらのニュースがかなり炎上しているので僕もこれについて思うことをまさに今、育休取得している一パパとして述べたいと思う。

 

岸田首相の言う人への投資や学び直しは大事だと思う。
政府が一人一人のスキルアップや新たな資格取得のために支援してくれるのは大変ありがたい。

 

だが、産休育休中の学び直しを推進するのはいささかどうかと思う。
また、リスキリングによって産休育休が取りやすくなるようなことを言っている大家議員に対しても僕は疑問を持つ。

 

会社としてはリスキリングする時間があるなら早く復帰してほしいのではないだろうか。

 

 

育休取得中の一パパとして、勉強する時間が一切ないかと言われればそれは嘘になる。
だが、うちの場合は夫婦で育休を取得しているからで、ある程度交代で見ることが可能だからだ。

 

これが夫婦のうち1人しか育休を取っていなかった場合はより難しい。学び直しをしている時間、子どもから目を離すことになってしまう。

 

それに夫婦2人でも、まとまった勉強時間を取るのは正直難しい。それぞれの家庭の状況や子どもの特性によっては全く余裕のないところもあるだろう。
授乳が必要な期間は夜間も起きて、子にミルクを与えなければならないため、まとまった睡眠時間の確保すら難しい時期が続く。

 

また、自分の勉強をしている間、子どもの面倒は見れなくなる。この時期の乳児にとって大切な発達や発育ための知育、遊びに割く時間を減らすことになる。

 

自分の勉強時間を増やす=子どもとの遊びや知育の時間を減らすということだ。

 

育休期間中でも保育所へ預けられる等、そういった対応も含めてこの話が出なければ、子どもとの遊び・知育の時間を減らすことになる。

 

育休というのは子どもの将来に向けた発達のために、親が育児に専念できる貴重な期間でもあると僕は考えている。また、この期間が将来の発達発育の土台になるかもしれないと思いながら育児に励んでいる。

 

 

それを奪いかねないような発言はもっと慎重になってほしい。


会社側が政府のリスキリング推進を後ろ盾に強く要求してくる可能性もある。
それは非常に怖いことだ。

 

 

ちなみに僕自身、育休取得する上で、一番頭を悩ませたのは育休期間中給料がもらえないからだ。
給料がもらえない代わりに育休手当を支給してもらえるが月々の収入はかなり減ってしまう。

 

それが原因で月々の生活が厳しくなるようであれば、男性側は育休取得を控えるだろう。
家族が1人増えることで月々に掛かる費用も増えるし、子どもの将来のために働いて少しでも多く貯蓄したい家庭もある。

 

育休取得はそんな現状があるから、なかなか進まないのではないだろうか。

 

 

育休中の学び直し支援をするくらいなら、毎日の子育てに疲れ、心身ともに病んでしまう方や産後うつ等で自らの命を絶ってしまう人がいる現状をもっと深刻に捉えて、どうにかすべきだと思うし、積極的に支援すべきと思う。

 

うちの家族も、今となってはある程度余裕が生まれてきているが、産後4ヶ月から5ヶ月くらいまでは夫婦二人いても、子育てがすごく大変だった。毎日寝不足で本当にしんどかった。奥さんは産後の心や体の状態がわるく、心身ともに回復するまでかなり時間が掛かっていた。

 

うちの場合、もしワンオペで子どもを見ることになっていたら、育児疲れで奥さんは取り返しのつかないことになっていたかもしれない。

 

育休中、学び直しの余裕をもてる家庭もあるかもしれないが、僕ら家族にはそんな余裕はほとんどなかった。

 

 

0歳児の子育てが大変な状況を把握されてないからこそ出てしまう発言に感じるし、産後に命を絶ってしまう人がいるような状況の中で、私たち子育て世帯をさらに苦しめるような発言に聞こえてしまう。